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Vol.21 EV §5

<今週のワンポイント知識>EV §5
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<一芸デジカメならば買ってもいいかな>5.RICHO Caplio R3
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2006/02/03 配信


■Introduction
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 オリンパスの最新型デジタル一眼レフは背面液晶を見ながら撮影できるとい
う、E330。デジカメから写真を始めた人には背面液晶モニターを使うのが
当たり前ということでしょうか。一眼レフの最も特徴ある強みは撮影されるは
ずの「画」を見ることができるということのはず。この背面液晶は撮影用のC
CDとは別に表示専用のCCDの画像を見せてくれるとのこと。コンパクトデ
ジカメの場合は撮影用の素子でモニター表示しています。こちらは撮影される
はずの「画」を見せています。ちょっと捻れ現象だなと感じたのですが、E3
00シリーズは消えて欲しくないと思っていましたので複雑な心境です。

●○●―――――――――――――――――――――――――――――●○●


■今週のワンポイント知識:EV §5
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 同じEV値でAVとTVの組み合わせ方が幾通りもある。写真の奥深さのひ
とつはここにあります。

 EV10で適正露出だとしましょう。適正露出とは、今この時点では綺麗に
撮れる露出値と単純に考えてください。

 EV=AV+TV でした。

 10になる数の組み合わせです。小数まで考えると無限の組み合わせがあり
ますから、整数(正の数)だけで考えましょう。

 1+9
 2+8
 3+7
 4+6
 5+5
 6+4
 7+3
 8+2
 9+1

 絞り値とシャッター速度の組み合わせに書き直します。

 F1.4 と 1/500sec
  F2 と 1/250sec
 F2.8 と 1/125sec
  F4 と 1/60sec
 F5.6 と 1/30sec
  F8 と 1/15sec
  F11 と 1/8sec
  F16 と 1/4sec
  F22 と 1/2sec

 この組み合わせのEV値は一緒です。つまりこの組み合わせは同じ露出とい
うことです。ひとつのシーンを撮影するのにこの組み合わせの中からどれを選
んでも同じ明るさに撮れるということです。

 ではその中からどの組み合わせを選ぶか?
 これが写真の醍醐味のひとつで、同時に写真を難しいと感じさせる要因のひ
とつです。

 たとえば手持ちで撮るとすれば、シャッター速度があまり遅くては手ぶれし
てしまいますね。おのずと使えるシャッター速度の範囲は狭められます。背景
のボケ具合を考え、どの絞り値を選ぶかという話は「表現」の領域です。

 「技術的条件」と「表現」を合わせて考えることになります。
 考えることをやめると「プログラム露出」ということになりますが、それは
また改めて。

 次回は「適正露出」についてです。

●○●―――――――――――――――――――――――――――――●○●


■一芸デジカメならば買ってもいいかな:5.RICHO Caplio R3
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 思えば最初に触ったデジカメはリコーでした。
 型番は失念しましたが、平型ボディにリトラクタブル式のモニターを取り付
け可能という造り。
 新しい記録デバイスの黎明に立ち会っているのだという思いを抱いたもので
す。電源はたしか単3電池を使用。当時としては充電池よりも現実的な選択で
したが、やはり長時間駆動はできず、使用に当たってのネックとなっていたの
を覚えています。

 さて、今リコーといえば「GR」ということになるのかもしれません。
 しかし以前触れたとおり、どうしても中途半端な印象をぬぐえません。高み
を目指していることが感じられるだけに惜しいのです。

 その点ちょっと力の抜けた、それでいていろいろ詰め込んできたぞというの
が Caplio R3 かなと思います。
 いちばんの注目は28〜200mmの高倍率ズーム+手ぶれ補正。望遠レン
ズの撮影での大敵はなんといっても手ぶれ。手ぶれ対策ではなく「手ぶれ補正
機構」を搭載しているのですから、力は抜いても手は抜かないというところで
しょうか。
 200mmの望遠といっても高倍率ズームを搭載したデジカメの中で最長焦
点ということでもありません。300mm、400mmだってあります。しか
しそれらは皆、一眼レフスタイルのボディです。レンズを収納した状態で箱形
になるわけではありません。
 
 オリンパスが一時期同じようなボディコンセプトのカメラを発売していまし
たが、そのカメラは手ぶれ補正機能を持っていませんでした。名前を引き継い
だ先代モデルが手ぶれ補正機能搭載だったにもかかわらずです。

 さて、このレンズが意外に明るいことがもうひとつの注目点。
 広角側はF3.3と取り立ててどうこう言う明るさではありませんが、望遠
側がF4.8。
 明るい! というほどではありませんが暗くはない。

 デジタル一眼レフのキットレンズなどはほとんどが長焦点側F5.6。
 フィルムコンパクトカメラではF11とかがざら。
 それを思うと、この明るさはなかなかのものではないでしょうか。

 望遠レンズだ!

 という迫力ある写真を撮ろうと思うと200mmはちょっと短すぎるでしょ
うが、持ち歩きの便利さを考えればなかなかいい選択肢だと思うのです。

●○●―――――――――――――――――――――――――――――●○●
   

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